お風呂のリフォームや新築時に欠かせない「ユニットバス」。
その中でも特に高い人気とシェアを誇るのが、TOTOとリクシル(LIXIL)の2大メーカーです。
「結局、どちらが良いのか?」「どう違うのか?」
と悩まれる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、戸建て用・マンション用のそれぞれのユニットバスを【グレード別】に比較し、TOTOとリクシルの違いや特徴をわかりやすく丁寧に解説していきます。
■ ユニットバスの基本構造とグレード分類
まず前提として、ユニットバスは以下のように分かれています。
- 使用用途
・戸建て住宅用
・マンション(集合住宅)用 - グレード
・ミドルグレード(中級)
・ハイグレード(上級)
多くのメーカーがこのようにラインナップを整理しており、TOTOもリクシルも同様です。
それではここから、両社のユニットバスを床材、浴槽、デザイン性、設備機能といった観点から比較していきましょう。
■ 比較①:床材の違い

● TOTO:ほっカラリ床
TOTOを代表する床材が「ほっカラリ床」。
特徴としては、
- 柔らかく膝をついても痛くないクッション性
- 内部に断熱層を含み、冬でも冷たくなりにくい
- 滑りにくく、水はけも良好
さらに、TOTOの一部グレードには「床ワイパー洗浄+きれい除菌水」という機能があり、水を利用して床のぬめりやカビを抑制する仕組みも搭載されています。
ただし一部では「赤カビが発生しやすい」といった声もあり、日々の換気や掃除がやはり重要になります。
● リクシル:キレイサーモフロア
一方、リクシルの床は「キレイサーモフロア」と呼ばれる硬めの樹脂素材。
特徴は以下の通りです。
- 耐久性が高く傷がつきにくい
- 表面が平滑なので掃除がしやすい
- 水はけも良好で、汚れが残りにくい
また、リクシルは**壁と床の接合部分の施工方法(コーキングの打ち方)**が工夫されており、水が溜まりにくくカビの発生を抑制しやすい構造となっています。
✅ ポイントまとめ
- TOTOは「やわらかさと断熱性」
- リクシルは「掃除のしやすさとカビ対策」
→ 床に求める快適性・清掃性で選択が分かれます。
■ 比較②:浴槽の素材とグレード

浴槽はどちらも標準で「FRP(繊維強化プラスチック)浴槽」を採用していますが、グレードアップすると人造大理石仕様に変更可能です。
● TOTO:お掃除ラクラク人大浴槽
TOTOの場合は「お掃除ラクラク人大浴槽」というアクリル系の人造大理石浴槽へグレードアップ可能。
- 傷がつきにくく丈夫
- 表面が滑らかで汚れがつきにくい
- ラメ入りで光沢があり高級感もアップ
サイズや形状に関係なく、基本的にすべてのグレードでこのアップグレードが可能という点も魅力です。
● リクシル:ルフレトーン/パールクォーツ/グランザ浴槽
リクシルの浴槽アップグレードは2段階に分かれています。
- ルフレトーン:標準的な人造大理石仕様
- パールクォーツ:光沢感とラメを持つ上級人造大理石(高級感あり)
- グランザ浴槽:ガラス質が豊富で見た目の美しさが抜群(最上級グレード)
ただし「パールクォーツ」や「グランザ浴槽」は一部の上位機種(例:スパージュ)限定で選択可能で、中級帯(例:リノビオ)では非対応となるため注意が必要です。
■ 比較③:デザイン性(壁パネル)

見た目の印象を大きく左右するのが、浴室内の「壁パネル」のデザインです。
● TOTO:スタンダードで落ち着いた印象
TOTOは比較的スタンダードな色柄が多く、シンプルで落ち着いた空間を演出しやすいラインナップ。
「どんな内装にも合わせやすい」という汎用性の高さが魅力です。
● リクシル:トレンド感ある多彩なデザイン
リクシルは壁パネルの種類が豊富で、木目調・石目調・モダンカラーなど、最近のインテリアトレンドを反映したスタイルを多数取りそろえています。
「バスルームもインテリアの一部」としてデザインにこだわりたい方におすすめです。
✅ ポイントまとめ
- シンプルな安心感ならTOTO
- デザイン重視ならリクシル
■ 上位機種比較:TOTO「シンラ」 vs リクシル「スパージュ」
高価格帯モデルでの差別化も明確です。
● TOTO「シンラ」
- ほっカラリ床・人大浴槽が標準装備
- 「楽湯」機能(肩湯・腰湯など)でリラクゼーションを強化
- 浴室全体の断熱性や清掃性に優れた設計
● リクシル「スパージュ」
- フローリング調の床など高級感ある内装が可能
- グランザ浴槽など美しい浴槽が選べる
- 音響・照明など空間演出オプションも豊富
特に「見た目の高級感」と「非日常の演出」ではリクシルが一歩リードしている印象です。
■ お掃除・メンテナンス性の違い
- TOTO:床ワイパー洗浄や除菌水などの機能があり、自動洗浄に近い仕様。日々の手間を軽減できる。
- リクシル:構造的に汚れが残りにくく、手動掃除派にとっては効率的。
✅「掃除をなるべく楽にしたい」→ TOTO
✅「自分でしっかり掃除したい」→ リクシル
■ まとめ:TOTOとリクシル、結局どちらを選ぶ?
| 比較項目 | TOTO | リクシル |
| 床材 | ほっカラリ床(柔らかく暖かい) | キレイサーモフロア(硬めで掃除しやすい) |
| 浴槽 | お掃除ラクラク人大浴槽(全機種対応) | パールクォーツ・グランザ浴槽(機種限定) |
| デザイン | シンプル・スタンダード | トレンド感・高級感あり |
| 清掃機能 | 自動除菌・床ワイパーあり | コーキング施工で汚れにくい構造 |
| 上位モデル | シンラ(楽湯機能) | スパージュ(空間演出に優れる) |
■ 最後に
ユニットバスは毎日使う場所だからこそ、「使いやすさ」「掃除のしやすさ」「見た目」など、重視するポイントを整理したうえで選ぶことが大切です。
どちらのメーカーにも魅力があり、一概にどちらが優れているとは言い切れません。
「あなたにとっての優先事項は何か?」を明確にして、納得のいくユニットバス選びをしてください。