浴室リフォームで1年後に後悔する設備とは?

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浴室リフォームは決して安い買い物ではありません。一度リフォームすれば10年、20年と使い続けることになるため、後悔しない選択が大切です。

しかし、実際にリフォームをしてから「これはいらなかったかも」「思ったより使わなかった」と感じる設備も少なくありません。

本記事では、浴室リフォームを検討されている方に向けて、「1年後に後悔しがちな設備」と、その理由について解説していきます。将来の後悔を防ぎ、満足度の高い浴室を手に入れるための参考にしてください。


① 後悔ポイントその1:100Vの浴室暖房乾燥機(浴乾)

① 後悔ポイントその1:100Vの浴室暖房乾燥機(浴乾)

浴室リフォームの人気オプションの一つに「浴室暖房乾燥機(通称:浴乾)」があります。冬場の浴室を温める暖房機能や、洗濯物を乾かす乾燥機能があり、非常に便利に思えますが、実は選び方を間違えると大きな後悔につながります。

特に注意したいのが「100V電源タイプ」の浴乾です。暖房機能としての使用であればまだ使えないことはありませんが、衣類乾燥を目的とした場合、100Vタイプではパワー不足が否めません。

● なぜ100Vタイプが後悔されやすいのか?
100Vタイプは風量・熱量ともに弱く、乾燥に非常に時間がかかります。結果として、生乾きの臭いや電気代の負担が大きくなることも。

衣類乾燥を重視するなら、200Vタイプ、もしくはガス式の浴乾を検討することをおすすめします。

● ガス式浴乾のメリット
ガス式は高額ではありますが(設置費用は約50万円前後)、一度使うと手放せなくなるほどのパワーと快適さがあります。冬場のヒートショック防止や梅雨時の部屋干し問題の解消に、非常に効果的です。


② 後悔ポイントその2:ジェットバス・肩湯などの贅沢設備

② 後悔ポイントその2:ジェットバス・肩湯などの贅沢設備

「せっかくリフォームするなら贅沢したい」と考えて、ジェットバスや肩湯付き浴槽を選ばれる方も多いのですが、実際には数回使って飽きてしまうケースがほとんどです。

● 飽きる・音がうるさい・掃除が大変
ジェットバスは使用時の音が大きく、日常的に使用するには向いていないという声が多いです。加えて、内部の配管が複雑で掃除しにくいため、中古住宅ではジェットバス部分が黒ずんでいる例も少なくありません。

「ラグジュアリーな浴室」に憧れて導入したはずが、1年後には使わなくなり、掃除の手間ばかり増える存在になってしまう。これがジェットバスに多い“後悔パターン”です。


③ 後悔ポイントその3:浴槽内ハンドグリップ

③ 後悔ポイントその3:浴槽内ハンドグリップ

高齢者や介護の観点から、浴槽内にハンドグリップ(手すり)を設ける方もいます。もちろん、安全性を高めるための手すりは必要ですが、設置場所によっては「かえって邪魔だった」と感じることも。

● 浴槽内のハンドグリップは実は使いにくい?
浴槽上部に取り付ける水平手すりは、起き上がる際の支えとして有効です。しかし、浴槽内部にあるハンドグリップは、本来は“体のズレ防止”が目的。起き上がりに使うには位置が低く、思ったよりも実用的ではない場合があります。

● 水垢がたまりやすく掃除が面倒
ハンドグリップの根元には水垢がたまりやすく、定期的な掃除が必要です。使わない設備の掃除に手を取られるのは、長い目で見てストレスになりがちです。


④ 後悔ポイントその4:出っ張りの多い収納棚や固定棚

後悔ポイントその4:出っ張りの多い収納棚や固定棚

近年の浴室のトレンドは、「シンプル・ミニマル」。その中でも、収納棚を固定式からマグネット式へ変更する方が増えています。

● 固定棚のデメリット
一見便利な固定棚ですが、時間が経つとその周辺が黒ずんできたり、カビの温床になることも。掃除もしにくく、劣化が目立ちやすい場所でもあります。

一方、マグネット式の棚であれば、取り外して掃除ができるだけでなく、必要なときに必要な場所へ移動させられる柔軟性もあります。今後のリフォームでは、こうした「着脱可能な設備」が主流になっていくでしょう。


⑤ 後悔ポイントその5実は後悔しやすい?高級グレードのユニットバス

⑤ 実は後悔しやすい?高級グレードのユニットバス

TOTOの「シンラ」やLIXILの「スパージュ」といった高級グレードのユニットバス。デザイン性や機能性が魅力ではありますが、実際には「オーバースペックだった」と後悔される方も。

● 掛け率(値引き率)の違いに注意
中級グレードの「TOTOサザナ」や「LIXILリデア」は、仕入れ価格の60〜70%で購入できることも多いですが、高級グレードになると値引き率が大幅に下がり、実質の差額は50万円以上にもなることがあります。

その差額に見合った満足感が得られるかどうか、冷静に判断する必要があります。


⑥「あまり使わなかった…」オプション設備たち

⑥「あまり使わなかった…」オプション設備たち

その他にも、取り付けてから「実際あまり使わなかった」という声が多いオプション設備を紹介します。

● 調光式ダウンライト

落ち着いた雰囲気を演出できる調光式ダウンライトですが、浴室ではあまり暗くしすぎると危険です。結果的に「常に明るくして使っている」というケースが多く、せっかくの機能が使われないままになることも。

● 浴室テレビ

「ゆっくり湯船に浸かりながらテレビを見たい」という憧れから導入されがちですが、実際には使わないという人が多数。機械である以上、10年ほどで壊れるリスクがあり、故障後は「ただの汚れたパネル」になってしまうことも。


最後に|浴室リフォームは“今”より“10年後”を見据えて

最後に|浴室リフォームは“今”より“10年後”を見据えて

浴室リフォームでは、「便利そう」「豪華そう」と感じる設備がたくさんあります。しかし、大切なのは実際に使うかどうかと、将来的なメンテナンスや掃除のしやすさ。

一時的な憧れや流行に流されず、「本当に必要なもの」を見極めて選ぶことが、後悔のないリフォームへの第一歩です。

今のお風呂のトレンドは“シンプル&使いやすい”。高級オプションをたくさん付けるよりも、適切な機能を選び、快適で長く使える空間をつくることが大切です。設備選びに悩んだときは、実際にその設備を導入した人の意見や、専門業者のアドバイスを参考にして、納得のいく選択をしてください。