リフォームで後悔しないために。選ぶ前に知っておきたい“見た目の落とし穴”とは?
住まいのリフォームでは、「見た目の仕上がり」も大きな満足度を左右する要素です。
けれど、いざ完成してみると、「あれ?思っていたのと違う…」と感じてしまう人も少なくありません。
今回は、そうした**「見た目で後悔しやすいポイント」**をいくつかご紹介します。
あらかじめ気をつけるべき点を知っておくことで、リフォーム後の暮らしがより心地よくなるはずです。
アクセントクロスは“映えるけど、飽きる”ことも?
壁紙選びは、リフォームで楽しい工程のひとつ。
中でも、アクセントクロスは空間の雰囲気を変える手軽な方法として人気があります。
ただし注意したいのが、「選んだときはおしゃれに見えたけど、実際に暮らしてみると違和感がある」というケース。
とくにビビッドなカラーや柄物は、インパクトがある分、長く使ううちに“飽き”が来やすい傾向があります。
アクセントクロスを選ぶ際には、「数年後も違和感なく感じられるか」という視点も持っておくと安心です。
どうしても遊び心を入れたい場合は、面積を小さくする、家具で隠せる場所に取り入れるなどの工夫がおすすめです。
照明の“影”が気になる?間接照明は慎重に

空間をおしゃれに演出できる間接照明やダウンライト。
最近は標準仕様として採用される住宅も多く、リビングや寝室などで取り入れる人も増えています。
ですが、「完成後に見てみたら、思っていたより暗い…」という声も意外と多く聞かれます。
これは、照明の配置や光の広がり方が実際とイメージでズレていたことが原因のひとつです。
間接照明の場合、周囲に陰影ができやすく、光の回り方によっては**かえって“暗く見える”**こともあります。
また、間接照明は設置後の調整が難しいため、計画時点でしっかりとシミュレーションすることが重要です。
リフォームの際には、明るさの確保や影の出方などを具体的にイメージしながら照明計画を立てるのがポイントです。
床材は“見た目”と“足ざわり”のバランスを
床材の選定も、空間の雰囲気づくりに直結する重要なポイントです。
木目の質感や色味によって、部屋全体の印象が大きく変わります。
ただし、カタログやサンプルだけで判断すると、実際に施工されたときの質感や光の反射具合が想像と違うことがあります。
また、安価な床材だと、歩いたときの“踏み心地”や“冷たさ”が気になるという声もあります。
見た目の良さだけでなく、素足で歩いたときの感触や生活スタイルとの相性も含めて選ぶと、満足度が高くなります。
もし予算に余裕があれば、実物大のサンプルを用意してもらったり、ショールームで実際に歩いて確認してみるのも有効です。
意外と盲点?暮らしやすさに差が出る“細かい後悔ポイント”
リフォームでは、「ここがこう変わったら嬉しいな」とワクワクする気持ちが先行しがちです。
けれど実際に住み始めてみると、「もっとこうしておけばよかった」と思うポイントは、細かい部分にこそ潜んでいることも。
ここでは、暮らしやすさを左右する見落としがちな要素をピックアップしてご紹介します。
収納は“量”だけでなく“位置と形”も大事

「とにかく収納がたくさんほしい」という希望はよくありますが、どこに・どんな形であるかによって、使いやすさは大きく変わります。
例えば、奥行きが深すぎる収納は物が取り出しにくく、結局使わなくなることも。
逆に浅めの収納でも、こまめに出し入れしやすい場所にあるだけで便利さが全然違います。
とくに日常的によく使うアイテム(掃除道具や日用品など)は、「動線上にあるか」「片手で取り出せるか」などを意識すると◎。
リフォームの際は、「何を、どこに、どう収めたいか」を具体的にイメージしながら収納の形や位置を決めると、後悔がぐっと減ります。
コンセントと配線は“少し多め”がちょうどいい
配線まわりも、あとから「しまった!」と思うことが多いポイントです。
たとえば…
- ダイニングテーブルの下に配線がなくてホットプレートが使いづらい
- テレビの裏にしかコンセントがなく、他の機器が挿せない
- スマホや家電の充電スペースが遠く、延長コードが常設に…
…など、暮らしてみてから「もっとここに欲しかった」と気づくケースがよくあります。
基本的に、コンセントは**「必要そうな場所」+「もう一口分」用意しておく**のがおすすめです。
また、家具配置を変える可能性がある場所では、複数の壁面に用意しておくと柔軟性が増します。
照明のスイッチやLANケーブルの引き込みなども含めて、家電・デジタル機器の使い方を想定しておくことが大事です。
扉や開口部の“ちょっとしたズレ”が使い勝手を左右する
開き戸や引き戸、窓の配置なども、リフォーム時には重要なチェックポイントです。
例えば、収納扉の開き方向と家具の位置が干渉してしまい、「開けるたびに移動が必要」という地味なストレスが発生したり、
窓を開けようとしたら、カーテンレールや物干しに手がぶつかるというケースもあります。
こうした不便は、「図面では気づかなかった」ことが原因になっていることが多めです。
リフォームを考える際には、“実際の動き”を想像しながら開閉方向や位置を調整することが大切です。
可能であれば、模型や3Dシミュレーションなどを活用して、動線や手の届き方まで確認できると安心です。
「なんとなく選ぶ」と後悔する?設備選びと優先順位の考え方
リフォームでは、設備や内装の選択肢がとにかく多くて目移りしがちです。
けれど、「見た目が良かったから」「営業さんのおすすめだから」という理由で選んだ設備が、後から**「本当にこれで良かった?」と迷いのタネになることも。**
最後に、設備選びでよくある後悔や、予算配分のポイントについてご紹介します。
設備は「見た目」より「毎日の使いやすさ」で選ぶ

たとえばキッチンや洗面台など、使う頻度の高い設備ほど、実際の使い勝手が最優先です。
- 手元の高さが合わず腰が痛くなる
- シンクが狭くて大きな鍋が洗いにくい
- 水栓がスタイリッシュでも操作がしにくい
…など、デザインを優先したことで、生活上のプチストレスが積もっていくことも。
ショールームなどで実物を見るとテンションが上がりますが、そこでは「見た目」だけでなく、「日々の作業をどう快適にするか」という視点でチェックするのがおすすめです。
優先順位を決めないと、後悔と予算オーバーの原因に
リフォームを進める中で、「あれもいいな」「せっかくだからこれも入れたい」と、つい欲が出てしまうことは珍しくありません。
けれど、すべてにお金をかけようとすると予算が膨らむばかりで、結果的に“どれも中途半端”になりがちです。
そこで大事になるのが、「どこに一番お金とこだわりをかけるか」をあらかじめ決めておくこと。
たとえば…
- お風呂は毎日しっかり疲れを取りたいから高機能なものに
- リビングは家族のくつろぎ重視で、床材や照明に予算をかける
- 寝室や個室はシンプルでOKだから最低限に抑える
など、**「こだわりたい空間」「妥協してもいいところ」**を自分なりに整理しておくと、判断に迷いにくくなります。
「失敗=損」ではなく、「経験=学び」と捉えるのも大事
ここまで「後悔ポイント」という視点でいくつか紹介してきましたが、リフォームに“100点満点”を求めるのは難しいものです。
予算や条件の中で、どうしても諦めざるを得なかった点や、住んでみて初めて分かることもあります。
でもそれは、「選び方が悪かった」のではなく、“その時のベストな選択”をした結果。
むしろ、「こうすればもっと良かったかも」と思えることは、次回リフォームや住み替えのときの貴重なヒントになります。
完璧を目指して疲れてしまうより、「生活をもっと楽しむための工夫」として前向きにとらえていけたら、リフォームそのものがもっと充実した経験になるはずです。
※本記事は、リフォームについて一般消費者が調べた情報をもとにまとめたものであり、
特定メーカーや企業のPRを目的としたものではありません。