【これ1本で丸わかり】キッチン全メーカー・全機種完全解説

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キッチンリフォームの成功の鍵は、自分にぴったりのメーカーと機種を見つけること。

でも…カタログをめくれば膨大な数のキッチンが並び、一体どこから比較すれば良いのか、途方に暮れてしまう方も多いのではないでしょうか。

「デザインは良いけど、うちにはどの機能が必要?」
「価格帯で何が違うの?」

そんな疑問や不安を解消するため、この記事では国内の主要キッチンメーカー6社の全ラインナップを、リフォームのプロが徹底的に解説します。

この記事一本で、各メーカーの個性と機種ごとの特徴が丸わかり。あなたのキッチン選びの「決定版ガイド」として、ぜひ最後までお役立てください。

キッチン選びの羅針盤!価格で見る3つの「グレード」

キッチン選びの羅針盤!価格で見る3つの「グレード」

システムキッチンを選ぶうえで、まず理解しておきたいのが「価格帯(グレード)」という考え方です。ほとんどのメーカーでは、

「普及価格帯」
「中級価格帯」
「高級価格帯」

の3つのグレードに分けてラインナップしており、予算や求める機能に応じて選べます。

普及価格帯|コスト重視でも基本性能はしっかり

リフォーム費用を抑えたい方に最適なのが、この普及価格帯です。各メーカーのエントリーモデルがここに属し、コストパフォーマンスに優れています。近年はデザイン性も向上し、3段引き出し収納を標準装備するモデルも増え、基本的な使い勝手に不満を感じることは少ないでしょう。

中級価格帯|機能とデザインの選択肢が広がる

各メーカーが最も力を入れている、いわば「売れ筋」のグレードです。デザインのバリエーションが豊富になるだけでなく、キャビネットの素材が向上したり、便利なオプションが選べるようになったり機能面が大きく充実します。メーカーごとに「らしさ」や「こだわり」の独自性が最も色濃く反映される価格帯でもあります。

高級価格帯|最高級の素材と独自機能を搭載

メーカーの技術の粋を集めたフラッグシップモデルがそろうグレードです。他では選べない特別な素材のワークトップや、革新的な機能が搭載されているのが特徴です。キッチンを暮らしの中心に据えたい、デザインも機能にも一切妥協したくないという方の期待に応えます。

【LIXIL】デザイン・機能・価格のトータルバランスに優れた業界の王様

【LIXIL】デザイン・機能・価格のトータルバランスに優れた業界の王様

幅広い住宅設備機器を手がけるLIXILは、キッチンにおいても圧倒的なシェアを誇ります。その強みは、あらゆるニーズに応える豊富なラインナップと、デザイン・機能・価格のトータルバランスの良さ。どの価格帯でも高い満足度を得られるでしょう。

普及価格帯「シエラS」:進化した定番モデル

コストを抑えながらも、収納力の高い3段引き出しを標準装備し、高い人気を誇るモデルです。数年前に「シエラS」へとモデルチェンジし、スリムなワークトップや多彩な扉カラーが選べるようになるなど、よりスタイリッシュに進化しました。価格と機能のバランスが非常に良く、多くの方におすすめできる定番キッチンです。

中級価格帯「ノクト」:ワンランク上の収納力と選択肢

シエラSの基本性能に加え、さらなる使い勝手とデザイン性を求めるなら「ノクト」がおすすめです。最大の特徴は、引き出しの奥行きを約10cm深くできる「ロングスライドレール」。ロングスライドレールによって収納量が大幅にアップします。他にもダイニング側にカウンターを設けたり、ダーク系のワークトップを選んだり、より自由なプランニングが可能です。

高級価格帯「リシェルSI」:憧れのセラミックトップが魅力

LIXILの最高級モデルである「リシェルSI」の代名詞は、熱や傷、汚れに抜群の耐久性を誇る「セラミックトップ」です。デザイン性の高さはもちろん、調理したての熱い鍋を直接置けるなど、機能面でも他の素材を圧倒します。

軽い力で斜めに開く革新的な収納「らくパッと収納」これもリシェルSIだけの特別な機能です。

【クリナップ】プロも愛用するステンレスキッチンのパイオニア

【クリナップ】プロも愛用するステンレスキッチンのパイオニア

長年、厨房のプロたちから支持されてきたクリナップ。そのこだわりは、キッチンの隅々にまで息づいています。特にステンレス加工技術は業界随一で、耐久性や清潔さを重視する方に絶大な人気を誇ります。

普及価格帯「ラクエラ」:大幅改良で人気急上昇中

デザインの豊富さで人気の「ラクエラ」が、2024年9月に大きなモデルチェンジを果たしました。これまで弱点とされていた収納が3段引き出しになり、使い勝手が大幅に向上。さらに、カウンターの素材が質感の良いアクリル系人造大理石になるなど、商品力が格段にアップ。今後の普及価格帯の主役となりうる注目モデルです。

中級価格帯「ステディア」:清潔が続くステンレスキャビネット

「ステディア」が他メーカーと一線を画すのは、キャビネット(キッチンの骨格部分)までステンレス製であることです。湿気に強く、カビやニオイが付きにくいため、非常に衛生的。

シンク内のゴミが水流で自然に排水口へ集まる「流レールシンク」もクリナップ独自の人気機能で、その総合力の高さからプロが選ぶランキングで総合1位に輝いています。

高級価格帯「セントロ」:家具のような佇まいをキッチンに

クリナップの最上位モデル「セントロ」は、機能性はもとより、デザイン性を極めたキッチンです。天板と扉の素材や色を合わせることで、まるで一体の家具のような美しい「かたまり感」を演出できます。引き出しの内部までブラックで統一するなど、細部へのこだわりも高級モデルならではです。

【タカラスタンダード】お手入れ簡単な「高品位ホーロー」が最大の武器

【タカラスタンダード】お手入れ簡単な「高品位ホーロー」が最大の武器

「キッチンのお手入れは、できるだけ楽にしたい」そんな方に圧倒的におすすめなのがタカラスタンダードです。鉄とガラスを結合させた独自素材「高品位ホーロー」をキッチン全体に使用しており、その清掃性と耐久性は他の追随を許しません。

「高品位ホーロー」の驚くべき実力

ホーローは汚れが素材に染み込まないため、油汚れも水拭きだけで簡単に落とせます。また、熱や傷にも強く、ベースが鉄なのでマグネットを使えるのも大きな特徴。壁のパネル「ホーロークリーンキッチンパネル」にマグネット式の収納ラックなどを自由に配置でき、自分だけの使いやすい収納システムを作れます。

価格帯による違いは「デザインの深み」

普及価格帯の「エーデル」中級の「トレーシア」高級の「レミュー」と、どのグレードを選んでもキャビネットは頑丈なホーロー製です。価格帯の違いは、主に扉のデザインです。上位グレードになるほどガラス質の吹き付け回数が増え、単色から美しいグラデーション、さらにはマットな質感まで、表現の幅が豊かになります。

高級モデル「レミュー」だけの特別な天板

最上位の「レミュー」では、天然水晶を約93%使用した高級人造石「クォーツストーン天板」が選択可能。ホーローの機能性に加え、デザインにも最高級を求める方に応えます。

【Panasonic】家電メーカーの技術力が光る独自の便利機能

【Panasonic】家電メーカーの技術力が光る独自の便利機能

家電で培った技術力とユニークな発想をキッチンに活かしているのがPanasonicです。「調理のしやすさ」を追求した独自の機能は、日々の料理をより快適で楽しいものにしてくれます。

普及価格帯「Vスタイル」と中級価格帯「ラクシーナ」

普及価格帯の「Vスタイル」は2段引き出しが基本ですが、リフォームで選ぶなら3段引き出しで収納力がアップする中級価格帯の「ラクシーナ」以上がおすすめです。デザインの選択肢も増え、より満足度の高いプランが実現できます。

Panasonicだけの「トリプルワイドIH」

Panasonicキッチンの象徴とも言えるのが、3つのコンロを横一列に並べた「トリプルワイドIH」です。鍋の手前に広いスペースが生まれるため、まな板を置いて下ごしらえをしたり、大皿に盛り付けをしたりと、調理中の動線が非常にスムーズになります。この機能は他社にはなく、これを目当てにPanasonicを選ぶ方も少なくありません。

高級価格帯「Lクラス」の先進性

最上位の「Lクラス」では、水垢が付きにくい独自開発の有機ガラス系素材「スゴピカカウンター」や、スタイリッシュな薄型天板が選べるようになり、リビング空間と美しく調和する先進的なデザインを実現します。

【TOTO】水まわりのプロが提案する「きれい」が続くキッチン

【TOTO】水まわりのプロが提案する「きれい」が続くキッチン

トイレの「きれい除菌水」でおなじみのTOTOは、キッチンにおいても清潔さへの強いこだわりがわかります。TOTOのキッチンは菌の繁殖を抑え、毎日気持ちよく使える機能が満載です。

TOTO独自の「きれい除菌水」

普及価格帯の「ミッテ」高級価格帯の「ザ・クラッソ」ともに、TOTOの代名詞である「きれい除菌水」を搭載できます。きれい除菌水とは、水道水を電気分解して作る除菌効果のある水です。まな板や包丁、排水口の網かごなどに吹きかけるだけで、気になるヌメリや菌の繁殖を抑制します。

高級価格帯「ザ・クラッソ」だけの「クリスタルカウンター」

高級モデル「ザ・クラッソ」の最大の魅力は、その名の通り水晶のような透明感が美しい「クリスタルカウンター」です。一般的な人工大理石とは一線を画す、すりガラスのような独特の質感が、キッチンに上質な雰囲気をもたらします。デザイン性を最優先したい方から絶大な支持を得ています。

【トクラス】高品質な「人造大理石」と美しい「塗装扉」

【トクラス】高品質な「人造大理石」と美しい「塗装扉」

ピアノづくりで知られるヤマハから生まれたトクラスは、その歴史に裏打ちされた素材加工技術が強みです。特に、人造大理石の品質と、ピアノ塗装を応用した扉の美しさには定評があります。

厚みが違う!高品質な「人造大理石カウンター」

トクラスのキッチンは、普及価格帯の「Bb(ビービー)」でも、カウンターからシンクまで高品質な人造大理石でできています。他社製品と比べて厚みがしっかりあるため耐久性が高く、長年の使用でも美しさが持続します。素材そのものに自信があるからこそできる、まさに質実剛健なつくりが魅力です。

中級価格帯「コラージア」で選べる「ピアノ塗装」

中級価格帯の「コラージア」になると、トクラスの真骨頂である「ピアノ塗装」の扉が選べます。何層にも塗り重ねられた塗膜が生み出す、深みのある色合いと滑らかな手触りは、キッチンをまるで高級家具のような佇まいに変えてくれます。

まとめ 理想のキッチンに近づけるようにお役に立てれば幸いです

まとめ

主要6大キッチンメーカーの特徴、いかがでしたでしょうか。どのメーカーも価格帯ごとに明確なコンセプトがあり、それぞれに魅力的な個性があります。

デザイン、機能性、清掃性、耐久性…あなたがキッチンに求めるものは何でしょうか。まずはご自身の理想の暮らしを思い描き、優先順位を決めることが大切です。

そして、この記事を参考に気になるメーカーをいくつか絞り込んだら、ぜひショールームに足を運んでみてください。実物に触れることで、きっと新たな発見があるはずです。

この記事が、あなたの理想のキッチンに近づけるようにお役に立てれば幸いです。