「毎日使う洗面台だから、リフォームで失敗したくない」
「種類が多すぎて、どのメーカーの何を選べばいいか分からない」
先日も、築20年のマンションにお住まいのご夫婦から、まさにこんな相談を受けました。
「カタログを10冊以上見たけれど、正直どれがいいのか分からなくて…」
確かに、洗面台の選択肢は本当に多いです。でも、実際に現場で数多くの洗面台を設置してきた経験から言えば、候補を絞り込むポイントは意外とシンプルなんです。
結論からお伝えしますね。
価格重視ならLIXILの「ピアラ」、機能性とデザインのバランスを求めるならTOTOの「オクターブ」です。この2つのモデルは、現代の洗面台に求められる「清掃性」「収納力」「使いやすさ」そして「価格」のバランスが、他の製品と比べてバランスが良いから。
この記事ではリフォームの現場を知り尽くした専門家が、どうしてこの2つの洗面台をおすすめするのか、その理由を書いています。それぞれの魅力から、選ぶ際の注意点まで詳しく解説。あなたのライフスタイルにぴったりの一台を見つけるための、ぜひ読み進めていってください。
【結論】プロが選ぶ洗面台はこの2択!価格と機能で徹底比較

数多くの洗面台の中から、なぜこの2つのモデルが選ばれるのでしょうか。それは、それぞれが異なるニーズに対して、はっきりとした特徴があるからです。あなたの優先順位は価格ですか?それとも機能性でしょうか。まずは、両者の立ち位置を明確にしましょう。
価格を最優先するならLIXIL「ピアラ」
「リフォーム費用はできるだけ抑えたい。でも、安かろう悪かろうは嫌だ」
そんな堅実なあなたにおすすめなのが、LIXILの「ピアラ」です。
ピアラの最大の強みは、コストパフォーマンスの高さにあります。使いやすい引き出しタイプの収納を備えたモデルの中で、最も手に入れやすい価格帯を実現。
ただ安いだけではなく、清掃性や使い勝手といった基本性能をしっかり押さえているのが、多くの方から支持される理由です。予算に限りがあるけれど、満足度の高いリフォームを実現したい。ピアラは、そんなあなたの願いを叶える賢い選択肢と言えるでしょう。
実際にピアラを選ばれたお客様で印象的だったのが、小学生の娘さんがいる家庭でした。
「子どもが洗面台で絵の具を洗うから、掃除が楽なのが一番」とおっしゃっていて、お引き渡し後に「本当に拭くだけできれいになる!」と喜んでいただけました。
機能性とデザイン性を両立したいならTOTO「オクターブ」
「せっかくリフォームするなら、最新の機能やデザインにもこだわりたい」
ワンランク上の洗面空間を求めるあなたには、TOTOの「オクターブ」が最適解。
オクターブは機能性、デザイン性、そして価格のバランスが非常に高いレベルでまとまっています。TOTO独自のクリーン技術や、ユーザーの使い勝手を考え抜かれた便利な機能が満載。それでいて、ハイエンドモデルほど高価ではない価格設定が魅力です。
毎日の暮らしをより快適に、そして豊かにしてくれる機能が欲しい。オクターブは、そんなあなたの期待を超える満足感を提供してくれるはずです。
なぜLIXIL「ピアラ」は価格重視派におすすめなのか?3つの魅力

価格が魅力の「ピアラ」ですが、ピアラの魅力は安さだけではありません。日々の使いやすさとメンテナンス性を考え抜かれた機能がオススメする要因です。
魅力①:広々使える洗面ボウルと掃除しやすい壁付き水栓
ピアラが採用している「壁付き水栓」は、プロが注目するポイントの一つ。水栓が洗面ボウルの奥の壁から出ているため、水栓の根元に水が溜まらず、水垢やカビが発生しにくいのが大きなメリットです。従来のデッキ水栓(洗面ボウルから立ち上がっているタイプ)でよくあった、根元のヌメリ掃除の手間から解放されます。
さらに、水栓が壁にあることで、洗面ボウル内を広く使えるのも嬉しい点。カタログで「バケツが置ける」と謳われるほど広々としており、衣類のつけ置き洗いや掃除など、様々なシーンでその使いやすさを実感できるでしょう。
魅力②:一体成型ハイバックで汚れが溜まらない清掃性
ピアラの洗面ボウルは、壁側の立ち上がり部分(ハイバック)までが継ぎ目のない一体成型で作られています。
従来の陶器製洗面台では、洗面ボウルと壁の間に隙間やコーキングがあり、その部分に汚れが溜まりがちでした。しかし、樹脂製の一体成型であるピアラなら、汚れが入り込む隙間そのものがありません。
サッと拭くだけで清潔感を保てるため、掃除の負担を大幅に軽減できます。この清掃性の高さは、忙しい毎日を送る方にとって非常に価値のある機能です。
魅力③:低価格帯で実現できる引き出し収納(フルスライド)
洗面台の収納は、開き戸タイプよりも、奥の物まで取り出しやすい引き出しタイプ(フルスライド)が断然便利。しかし、一般的に引き出しタイプは価格が上がりがちです。
LIXILのラインナップでは、最も安価な「オフト」シリーズは開き戸が基本です。「ピアラ」はその一つ上のグレードで、引き出しタイプが選べる最もリーズナブルなモデルです。限られた予算の中でも、使い勝手の良い引き出し収納を手に入れられる。これもピアラの大きな魅力と言えるでしょう。
TOTO「オクターブ」が選ばれる理由|ワンランク上の機能美

少し予算をプラスしてでも手に入れる価値がある。TOTOの「オクターブ」には、もう少し予算を上げるか…と思わせるだけの優れた機能とデザイン性を持っています。
理由①:圧倒的な収納力!独自の「奥ひろし」キャビネット
「奥ひろし」って変わった名前ですけれど、実際に触れて中を見ると「なるほど」と納得します。今までだと排水管が邪魔になっていた奥まで広々と使える収納スペースを生み出しました。
- 大容量の収納スペース: 排水管を奥へ移動させることで、収納量が大幅にアップ。
- 高品質なスライドレール: 本体キャビネットには、ゆっくりと静かに閉まる高品質なスライドレールを採用。ガタつきが少なく、重いものを入れてもスムーズな開閉を実現します。
- 本体奥行きが生む余裕: ピアラの奥行きが約50cmなのに対し、オクターブは約55cm。この数センチの差が、収納力に大きな違いをもたらしています。
洗剤のストックや化粧品、タオル類など、洗面所に置きたいものは意外と多いもの。オクターブなら、それらをスッキリと整理整頓できます。
理由②:清潔を保つTOTOの独自技術「きれい除菌水」
TOTOならではの独自技術「きれい除菌水」を搭載できるのも、オクターブの大きな魅力。きれい除菌水は、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる、除菌効果を持つ水のこと。洗剤や薬品を使わずに、気になる汚れや菌を抑制します。
- 歯ブラシの除菌: 歯磨き後に歯ブラシにかければ、清潔な状態をキープ。
- 排水口のぬめり防止: 1日の終わりに排水口に吹きかければ、嫌なぬめりや汚れの発生を抑えます。
薬品を使わないため、環境にも優しく、安心して使えるのが特徴。ボタン一つで手軽に清潔を保てるこの機能は、衛生意識が高い現代のニーズにマッチしています。
理由③:先進的なタッチレス機能と洗練されたデザイン
オクターブは、毎日の動作をスマートにする先進機能も充実しています。
- タッチレス照明: 鏡の下に手をかざすだけで、照明のオン・オフが可能。手が濡れていたり、汚れていたりしても、スイッチに触れる必要がありません。
- ちょい置きカウンター: 鏡の下に設けられた小さなカウンター。洗顔時に外したメガネやアクセサリー、朝の支度中にチェックしたいスマートフォンなどを一時的に置くのに非常に便利です。
洗面ボウルとカウンターが薄く設計されており、見た目が非常にスタイリッシュ。このスリムなデザインは、洗面空間全体をモダンで洗練された印象にしてくれます。
洗面台選びで後悔しないための注意点|サイズとオプション

魅力的な「ピアラ」と「オクターブ」ですが、選ぶ際にはいくつか注意すべき点があります。購入してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、事前に確認しておきましょう。
設置スペースを確認!奥行きと幅のチェックは必須
最も重要なのがサイズの確認です。特に奥行きは、洗面所の使い勝手に大きく影響します。
- TOTO「オクターブ」の奥行き:約55cm
- LIXIL「ピアラ」の奥行き:約50cm
収納力に優れるオクターブですが、ピアラと比べると5cmの奥行きがあります。
奥行きの5cmの差って、カタログで見ると小さく感じますが、実際の洗面所だと結構な違いなんです。特に洗面所がない場合や廊下幅が1m程度のマンションでは、この5cmが洗面所の使い勝手を左右することだってあるんです。
また、対応している間口(幅)のサイズも異なります。
ピアラは最大90cmまでですが、オクターブやクレヴィは100cmや120cmといった、より広いサイズにも対応。広い洗面カウンターを希望する場合は、オクターブやクレヴィが選択肢となります。
本当に必要?トールキャビネットの落とし穴
洗面台の横に設置して収納力をアップさせる「トールキャビネット」は便利なオプションですが、注意が必要です。
実は、オクターブのトールキャビネットに採用されている引き出しレールは、本体キャビネットのスライドレールとは異なり、ゆっくり閉まる機能のない「ローラーレール」が使われています。開閉時に音がしたり、少しガタつきを感じたりすることも。
細部までこだわりたい方は、トールキャビネットのレールの仕様も確認することをおすすめします。メーカーによっては、オプションキャビネットにも高品質なレールを採用している場合があります。
まとめ:あなたのライフスタイルに合う最高の洗面台を選ぼう

今回は、リフォームのプロが厳選するおすすめの洗面台、LIXIL「ピアラ」とTOTO「オクターブ」をご紹介しました。
- 価格を抑えつつ、掃除のしやすさと基本的な収納力を確保したいなら → LIXIL「ピアラ」
- 予算に少し余裕があり、最新の便利機能や圧倒的な収納力、デザイン性を求めるなら → TOTO「オクターブ」
洗面台選びで迷われる気持ち、本当によく分かります。カタログやショールームで見ると、どれも良く見えてしまいますよね。
でも、毎日使うものだからこそ、流行やデザインだけでなく、10年後も「選んで良かった」と思える洗面台を選んでほしいのが私たちの願いです。ピアラもオクターブも、それぞれ違った良さがありますが、共通しているのは「長く使える基本性能の高さ」です。
もしリフォームに迷ったら、信頼できるリフォーム会社に相談し、ショールームで実際に製品に触れてみることをオススメいたします。あなたの毎日が、新しい洗面台でより快適になることを願っています。