【注文住宅】〇〇がある家は要注意!泥棒が狙う家、諦める家を徹底解説

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皆さんは、空き巣の被害がマンションよりも戸建て住宅の方が多いという事実をご存じでしょうか?

せっかく夢を叶えて建てたマイホーム。そんな大切な場所が空き巣の被害に遭ってしまったら……とても悲しく、恐ろしい気持ちになりますよね。家づくりの際には、間取りやデザイン、設備などに意識が集中しがちですが、防犯対策も同じくらい重要なテーマです。

しかし、実際には「防犯まではよく考えなかった」「防犯設備のことは知らなかった」という方も少なくありません。知らず知らずのうちに、空き巣にとって「入りやすい家」になってしまっていた、というケースも多く見受けられます。

今回は、新築住宅を建てる際に取り入れたい、防犯効果の高い5つの対策についてご紹介いたします。これらは実際に15年以上、住宅建築の現場に携わってきた私の経験をもとに、多くのご家族に提案し、採用されてきた内容です。

「防犯性能を高める」ことはもちろん、「この家なら安心だ」という精神的な安心感にもつながります。新築を検討している方はもちろん、すでに家を建てた方にも役立つ情報ですので、ぜひ最後までご覧ください。


1. 敷地への侵入を防ぐ「塀・柵・門扉」

1. 敷地への侵入を防ぐ「塀・柵・門扉」

防犯の第一歩は、「敷地内に侵入させないこと」です。空き巣は、基本的に“簡単に入れる家”を狙う傾向があります。そのため、ある程度高さのある塀や柵、そして門扉を設けることで、侵入のハードルを一気に上げることができます。

特に重要なのが「手や足をかけにくい形状」であること。装飾のために凹凸が多いデザインは、逆に足場として利用されてしまう可能性もあります。防犯目的で設置するのであれば、なるべくフラットで登りにくいものを選ぶのがポイントです。

また、門扉も同様に高さがあり、しっかりと施錠できるものを選ぶことで、心理的にも「侵入しづらい家」という印象を与えることができます。空き巣にとって「最初の関門」が高ければ高いほど、その家を狙うリスクは減るのです。


2. 侵入経路の大本命「窓の防犯対策」

2. 侵入経路の大本命「窓の防犯対策」

空き巣の侵入経路として最も多いのは「無施錠の玄関」ですが、それに次いで多いのが「窓からの侵入」です。とくに、視界の死角になるような位置にある窓は注意が必要です。

まず大きな窓には、防犯性能の高い「防犯ガラス」の採用がおすすめです。防犯ガラスは割れにくく、侵入までに時間がかかるため、空き巣の心理的なハードルを高めることができます。

浴室やトイレといった小窓には、面格子の設置が有効ですが、注意点もあります。一般的な面格子は外側からビスで留めてあるため、工具を使えば簡単に外されてしまう場合も。可能であれば、「ビスが外されにくい工夫がされた商品」や「内側から固定する面格子」、「窓枠と一体型の格子」など、防犯性の高いものを選びましょう。

さらに、窓の鍵も重要なポイントです。一般的なクレセント錠では、たとえガラスを割られただけで簡単に解錠されてしまうことがあります。特に人目につきにくい場所の窓には、番号式やダイヤル式といった補助鍵を設置しておくと、空き巣の侵入リスクを格段に下げられます。


3. 防犯性を高める「玄関まわりの工夫」

3. 防犯性を高める「玄関まわりの工夫」

玄関は家の“顔”であり、同時に防犯の要です。まず大前提として、外出時や在宅中でも玄関の施錠を忘れないこと。そして、その施錠方法自体にもこだわりたいところです。

近年では、オートロック機能のついた電動錠や、番号式のスマートキーが人気です。鍵を持ち歩く必要がないため、紛失のリスクも減り、家族みんなにとっても使いやすいというメリットがあります。

また、鍵穴を増やす(2か所 → 3か所)ことや、「ガードプレート」を取り付けることも有効です。ガードプレートとは、ドアと枠のすき間をふさぐ金属板のことで、バールなどによるこじ開けを防止する役割があります。外から見たときの“防御力の高さ”を演出するだけでも、十分な抑止効果があります。

なお、採光やデザインを重視してガラス付きの玄関ドアを選ぶ場合は注意が必要です。鍵穴の近くにガラスがあると、ガラスを割って内側の鍵を解錠される恐れがあります。デザイン性と防犯性のバランスを取りながら、選定するようにしましょう。


4. 強力な抑止力「防犯カメラの設置」

4. 強力な抑止力「防犯カメラの設置」

防犯カメラは、まさに“目に見える安心”を与えてくれる防犯設備です。

カメラの存在は空き巣にとって非常に大きなプレッシャーとなり、侵入を未然に防ぐ効果が期待できます。私自身も、防犯カメラを設置している自宅で、過去に怪しい人物が敷地内をうろついていた映像を見たことがありますが、カメラに気づいた瞬間、その人物はすぐに逃げ去り、それ以降一度も現れていません。

万が一被害に遭ってしまった場合も、録画された映像は証拠として活用できますし、再犯の抑止にもつながります。

最近では、スマートフォンと連携できるタイプも増えており、外出先からでも映像確認やカメラの向き変更が可能です。設置場所については、死角になりやすい場所や出入り口周辺がおすすめで、天井取付型や壁面型など、住宅の形状に合わせたタイプを選ぶとよいでしょう。

なお、防犯カメラの設置に対しては、自治体によって補助金が出ることもありますので、導入を検討されている方は、お住まいの自治体のホームページなどで一度確認してみてください。


5. 暗闇を照らす「屋外ライト」

5. 暗闇を照らす「屋外ライト」

空き巣は基本的に“目立ちたくない”ため、暗い場所を好みます。したがって、外部を明るく照らすライトの設置は非常に効果的です。

特に有効なのが、動きを感知して自動で点灯する「センサーライト」。暗がりの中で急に強い光が当たると、空き巣は驚いて逃げ出す傾向にあります。

設置場所としては、玄関やカーポート、勝手口、裏庭など、人の目が届きにくい“死角”を重点的に照らすのがおすすめです。最近では防犯カメラとの一体型製品も販売されており、1台で2役を担う優れものもあります。

また、明るさの調整が可能なタイプもあるので、周囲への配慮もしながら、防犯と快適な暮らしを両立させましょう。


まとめ|防犯は“心の安心”にもつながる

まとめ|防犯は“心の安心”にもつながる

今回は、新築時に取り入れたい「空き巣が嫌がる防犯対策」を5つご紹介しました。

  1. 敷地を守る塀・門扉
  2. 窓の防犯ガラスと鍵
  3. 玄関のスマートロックと補強
  4. 防犯カメラの設置
  5. 夜間の明かりで守るライト

どれも物理的な防犯効果があるだけでなく、「しっかり対策している」という心の安心感にもつながるものばかりです。

これから家を建てる方はもちろん、すでにマイホームをお持ちの方も、取り入れられる対策から少しずつ実践していただくことで、ご家族の安全と安心を守る家づくりに一歩近づけるはずです。

ぜひ、ご自身のご家庭に合った防犯対策を考えてみてくださいね。