庭で大失敗!?後悔しない外構づくりのチェックポイント4つをご紹介!【マイホーム・家づくり】

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住まいを構成する要素の中で、意外と見落とされがちなのが「庭」の存在です。しかし実際には、庭の設計や設備の選び方次第で、家全体の印象は大きく変わり、日々の暮らしの快適さや満足度にも直結します。
「思っていたより使いにくかった」「掃除が面倒で困っている」「もっとちゃんと考えておけばよかった」――。こうした後悔を防ぐためには、計画段階でしっかりと情報を集め、使い方を具体的にイメージしておくことが大切です。

本記事では、庭づくりでよくある“失敗ポイント”を4つに絞って解説します。これから庭づくりを始める方や、外構計画中の方にとって、失敗を避けるための参考になれば幸いです。


1. 外水道の設置場所に注意

1. 外水道の設置場所に注意

庭に設ける外水道は、一見シンプルな設備に思えますが、実は後悔の多いポイントのひとつです。水道の用途と設置場所をよく考えずに決めてしまうと、「使いたい場所から遠い」「ホースの準備が面倒」など、実際の使用時に不便を感じることになります。

たとえば、外水道の主な用途には以下のようなものがあります。

  • 庭への散水
  • 車や家周辺の洗浄

これらを踏まえると、理想はそれぞれの用途に応じて水道を複数設置することですが、コストの問題から、駐車場と庭の中間に1ヶ所だけ設けて兼用するケースも少なくありません。しかし、この「ちょっと離れてるけど大丈夫だろう」という判断が、日常の不便に直結することも。

加えて、外水道を後から追加するとなると、地面の舗装状況によっては大掛かりな工事が必要になり、費用もかさみます。

そのため、散水栓(地面に設置するタイプ)を工事と同時に設置するのがコスト的にも合理的です。3万円前後で設置できることが多く、長いホースを引き回す手間を考えれば、十分な価値があります。

使用頻度が低い場合は兼用でも問題ないかもしれませんが、実際の生活をイメージしながら慎重に配置を考えることが重要です。


2. 天然芝の手入れは想像以上に大変

2. 天然芝の手入れは想像以上に大変

庭に芝生を敷くことで、緑豊かな印象になり、家全体の雰囲気も明るくなります。裸足で芝の上を歩いたり、子どもが遊んだりする光景に憧れる方も多いでしょう。

しかし、天然芝には美しさと引き換えに、想像以上の手間と維持管理が必要です。

芝の種類にもよりますが、5月から9月にかけては週1回の芝刈りが必要となり、サボるとすぐに伸びて見た目が悪くなります。また、雑草も生えてくるため、こまめな除去が欠かせません。加えて、夏場はほぼ毎日の水やりが必要です。

さらに、芝の状態を保つためには「目土入れ」や「エアレーション」といった専門的な手入れも必要になります。これらを面倒だと感じる方には、天然芝はあまりおすすめできません。

代替案として人気なのが「人工芝」です。見た目は天然芝に近く、メンテナンスが大幅に軽減される点が魅力です。ただし、費用は天然芝の約5倍と高価で、下地工事も必要です。また、耐用年数は10年ほどで、定期的な張り替えが前提になります。

芝生を取り入れたい場合は、見た目だけでなく、予算や手入れの手間までを含めた上で、慎重に検討しましょう。


3. 屋外コンセントの設置は「使い道」から逆算

3. 屋外コンセントの設置は「使い道」から逆算

外構計画で見落とされやすいのが、屋外コンセントの配置です。設置数が少なすぎると使い勝手が悪くなり、多すぎると無駄になります。まずは何のために使うのかを明確にしましょう。

代表的な用途は以下の通りです。

  • 電動芝刈り機
  • 高圧洗浄機
  • 車内掃除機
  • 電気自動車(EV)の充電

芝刈り機は充電式・ガソリン式・コンセント式とありますが、音やコストの面ではコンセント式が現実的な選択肢です。芝生を敷く場合には、庭側に1つはコンセントを設けておくと安心です。

高圧洗浄機を使うなら、駐車場・フェンス・外壁・車など、使用範囲が広いため、家の四隅や要所に設置しておくと便利です。

EVの充電や車内掃除機用には駐車場に1ヶ所で足りますが、設置場所を工夫することで利便性が大きく変わります。たとえば、将来的にカーポートを設置する予定がある場合は、その支柱に取り付けると車との距離が短くなり、使いやすさが格段に向上します。

なお、今はEVを所有していない場合でも、将来に備えて200Vの配線だけでも用意しておくと、後からの設置がスムーズです。


4. プライバシーと外構スタイルのバランスを考える

4. プライバシーと外構スタイルのバランスを考える

外構デザインを考える上で、プライバシーの確保は大切な要素です。昔ながらの高い塀で庭を囲う「クローズスタイル」はプライバシー面では優れていますが、コストが高く、防犯上も死角が増えるというデメリットがあります。

そのため、最近ではあえてフェンスを低く抑え、周囲とのつながりを重視する「オープンスタイル」が増えています。

たとえば、LIXILの調査では、最初にオープンスタイルを選んだ人が全体の56%と過半数を占めています。しかし、同じ人に「次に外構を作るならどのスタイルを選ぶか」と質問すると、オープンスタイルを選ぶと答えた人は30%に減少。代わりに「セミオープン(30%)」や「クローズ(27%)」を選ぶ人が増えているのです。

理由は明記されていませんが、プライバシー面での不満が原因であると考えられます。
このことから、外構スタイルは見た目や価格だけでなく、「その庭で何をするか」「外からの視線が気になるか」といった生活視点から考えることが重要だと言えるでしょう。

また、外構だけでなく、建物自体の配置や窓の位置・大きさなども、プライバシーの確保に影響を与えます。間取りを決める段階から外構計画も並行して進めることで、より満足度の高い住まいづくりが可能になります。


まとめ:庭づくりは“暮らし”をイメージすることから始めよう

まとめ:庭づくりは“暮らし”をイメージすることから始めよう

庭は単なる装飾スペースではなく、生活の一部です。水道・芝生・コンセント・プライバシーといった要素は、すべて暮らしの質に直結するものばかりです。設計段階から使い方をしっかりイメージし、費用対効果や手間も踏まえて判断することが、後悔しない庭づくりへの第一歩となります。

今回ご紹介した4つのポイントを参考に、ぜひご自身にとって最適な庭を計画してください。