【外壁塗装の色選び|オシャレなツートンカラーの選び方のコツを解説!

【外壁塗装の色選び|オシャレなツートンカラーの選び方のコツを解説!

「そろそろ外壁の塗り替え時期。せっかくなら、お洒落なツートンカラーにしてみたい!」

街で素敵な2色の家を見かけると、ツートーンカラーに憧れますよね。しかし、同時にこんな不安もよぎるのではないでしょうか。「自分にはセンスがないから、失敗したらどうしよう…」と。

カタログの色見本を眺めても、無数にある選択肢を前に途方に暮れてしまう。その気持ち、とてもよく分かります。

ご安心ください。お洒落なツートンカラーのコーディネートは、持って生まれた「センス」よりも、いくつかの基本的な「知識」や「コツ」を知っていることの方がずっと重要だと言われています。

この記事では、色の組み合わせに自信がない方が、後悔しないために書いた記事です。

今からオシャレで洗練されたツートンカラーの外壁を実現するための「5つのポイント」を、分かりやすく解説していきます。この知識があれば、あなたの家もきっと、道ゆく人が思わず振り返るような素敵な一軒になるはずです。

ポイント1:まずは基本から。色選びで失敗しないための「色のグループ分け」

ポイント1:まずは基本から。色選びで失敗しないための「色のグループ分け」

ツートンカラーで失敗しないための、最も基本的で重要な第一歩。それは、選ぶ2色の「色のグループ」を統一することです。

外壁にもある「イエベ・ブルベ」の考え方

メイクアップの世界で「イエローベース」「ブルーベース」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。実は、外壁塗装で使われる塗料の色も、大きく二つのグループに分類することができます。アステックペイントなどの大手塗料メーカーでも、こうした分類が用いられています。

  • ウォームカラー(暖色系)
    黄色やオレンジ、赤みを含んだ、温かみを感じさせる色のグループです。ベージュ、アイボリー、ブラウン系などがこれにあたります。
  • クールカラー(寒色系)
    青みを含んだ、涼しげでクールな印象を与える色のグループです。グレー、ブルー、ネイビー系などが代表的です。

ツートンカラーでまとまりのある美しい仕上がりを目指すなら、「ウォームカラーのグループから2色選ぶ」あるいは「クールカラーのグループから2色選ぶ」というルールを守るのが鉄則です。このグループ分けを意識するだけで、チグハグな印象になるリスクを、劇的に減らすことができます。

なぜ同系色でまとめると失敗が少ないのか?

同じ色のグループから2色を選ぶ、いわゆる「同系色コーディネート」は、なぜ失敗が少ないのでしょうか。

それは、色同士が元々持っている「雰囲気」や「温度感」が似ているためです。隣り合わせにしてもケンカすることなく、自然に調和します。例えば、淡いベージュと濃いブラウン。明るいグレーと深いネイビー。これらは、明るさや濃さは違えど、同じグループに属しているため、上品で落ち着いたグラデーションのような効果を生み出します。

もちろん、あえて違うグループの色を組み合わせる高度なテクニックもあります。しかし、色選びに自信がない場合、まずはこの「色のグループを統一する」という基本ルールを守ることが、成功への一番の近道です。

ポイント2:印象を操作する。「コントラスト」をどう考えるか?

ポイント2:印象を操作する。「コントラスト」をどう考えるか?

色のグループを決めたら、次に考えるのは2色の「コントラスト(対比)」です。選んだ2色の明るさの差を、大きくするか、小さくするか。これで、家の印象は大きく変わります。

「コントラスト小」で、優しくまとまりのある印象に

同系色の中でも、明るさの差が少ない2色を選ぶと優しく、穏やかでまとまりのある印象になります。

例えば、白と淡いベージュ。ライトグレーとミディアムグレー。遠目から見ると一色にも見えるような、この絶妙な色の差が、主張しすぎない上品さとお洒落さを演出します。悪目立ちしたくない、さりげなく個性を出したい、という方におすすめの組み合わせです。

「コントラスト大」で、モダンでシャープな印象に

逆に白と黒のように、明るさの差がはっきりとした2色を選ぶと、メリハリの効いた印象になります。

パキッと色が分かれることで、建物の輪郭が強調され、スタイリッシュな雰囲気が生まれます。デザイン性の高い、個性的な家にしたい場合には、コントラストを大きくすることを意識すると良いでしょう。

色の使いすぎはNG?基本は3色までが限界

ツートンカラーを考え始めると、「あの色もこの色も使いたい…」と、気持ちが高まってくることがあります。しかし、外壁で使う色は、多くても3色までが限界だと考えておきましょう。

ベースカラー2色に、玄関ドアや窓枠などのアクセントカラーを1色加える程度が、バランスの取れた美しい外観を保つための上限です。それ以上に色数を増やすと、全体がゴチャゴチャしてしまい、まとまりのない印象になってしまう可能性が高いので注意が必要です。

ポイント3:忘れてはいけない「街並みとの調和」という視点

ポイント3:忘れてはいけない「街並みとの調和」という視点

自分の好きな色を選ぶことは、もちろん大切です。しかし、家はあなただけのものではなく、街の景観を構成する一つの要素でもあります。周囲の環境への配慮を忘れてはいけません。

あなたの家だけが悪目立ちしないために

いくら自分の好みに合った素敵な配色でも、それが周囲の環境からあまりにかけ離れていると、残念ながら「悪目立ち」しているように見えてしまいます。

例えば、落ち着いたグレーやベージュの家が立ち並ぶ住宅街に、一軒だけ真っ赤や真っ青な原色の家があったら、あなたはどう感じますか?その家だけが、どこか浮いた印象に見えてしまうかもしれません。

ポイント4:こんなに印象が変わる!塗り分け方のバリエーション

ポイント4:こんなに印象が変わる!塗り分け方のバリエーション

色が決まったら、次に考えるのは「どう塗り分けるか」です。この塗り分け方一つで、家の見え方は劇的に変化します。

【横分け】1階と2階で分ける、王道のスタイル

最も一般的で、多くの方がイメージするのが、1階と2階で色を分ける、この横分けのスタイルでしょう。

特に1階に濃い色、2階に明るい色を配置する組み合わせは、下に重心がくるため建物に安定感と落ち着きをもたらします。また、2階部分が膨張色になることで、家全体を広く見せる効果も期待できる、まさに王道の塗り分け方です。

逆に1階を明るい色、2階を濃い色にするとモダンでスタイリッシュな、モデルハウスのような印象になります。どちらを上に持ってくるかで、これほどまでに印象が変わるのです。

【縦分け】スマートでスタイリッシュに見せるテクニック

横分けだけでなく、縦のラインで色を分ける方法もあります。

例えば、家の特定の壁面だけを縦に違う色で塗り分ける。そうすることで、高さが強調され、建物全体がキリっとスマートに見えます。シマウマの縦縞のように、シャープな印象を与えたい場合におすすめのテクニックです。

【凹凸利用】ベランダや玄関だけ変えるアクセントカラー

建物の出っ張っている部分(ベランダなど)や、引っ込んでいる部分(玄関周りなど)だけに、ワンポイントで違う色を使う方法も非常にお洒落です。

建物に凹凸がある場合にこの手法を使うと、家に立体感が生まれ単色で塗るよりも大きく、ハイセンスに見せる効果があります。特に、都心部の狭小住宅などでは、視覚的な広がりを演出するために応用できるテクニックです。

ポイント5:プロはここを見ている。「付帯部分」とのコーディネート

ポイント5:プロはここを見ている。「付帯部分」とのコーディネート

壁の色が決まっても、まだ終わりではありません。最後の仕上げとして、意外と忘れがちな「付帯部分」との色の相性を考える必要があります。

雨樋や軒天の色で、全体の印象は大きく変わる

「付帯部分」とは、雨樋(あまどい)や、屋根の裏側にあたる軒天(のきてん)などの、壁以外のパーツのことです。

これらのパーツは、面積は小さいものの、壁の色との境界線になるため、意外と目に付きます。せっかく壁を綺麗にお洒落なツートンカラーにしても、雨樋の色が浮いてしまっていては、全体が台無しになってしまいかねません。

壁の色に合わせて同系色で馴染ませるのか、あるいは全く違う色をアクセントとして使うのか。こうした細部へのこだわりが、家全体の完成度を大きく左右するのです。

カラーシミュレーションの重要性

ここまで見てきたように、色の組み合わせや塗り分けのパターンは無限にあります。頭の中だけでイメージするのは、非常に困難です。

そこで絶対に活用したいのが「カラーシミュレーション」です。自宅の写真を元に、様々な色の組み合わせを試すことができるサービスで、多くの塗装業者が提供しています。

「こんな組み合わせも意外と良いな」「思っていたイメージと違うな」といった発見があり、自分の先入観に気づかされることも少なくありません。納得がいくまで、たくさんのパターンをシミュレーションしてみることが、失敗を防ぐ最良の方法です。

まとめ:ツートンカラーは「知識」で楽しむ

まとめ:ツートンカラーは「知識」で楽しむ

お洒落なツートンカラーの外壁は、難しそうに見えるかもしれません。しかし、今回ご紹介した5つのポイントを押さえれば、色選びのハードルはぐっと下がるはずです。

  1. 色のグループを統一する(ウォームカラー or クールカラー)
  2. コントラストを意識する(優しい印象 or シャープな印象)
  3. 周囲の景観に配慮する
  4. 塗り分け方を工夫する(横・縦・アクセント)
  5. 付帯部分との相性も考える

これらのポイントは、あなたの色選びを助ける、心強い道しるべとなります。

ぜひこの知識を武器に、信頼できる塗装業者とじっくり相談しながら、あなただけの最高のツートンカラーを見つけてください。センスに自信がなくても、きっと、誰もが羨むような素敵な我が家が実現できるはずです。