【外壁塗装】2024年版おすすめ塗料ランキング!!!

外壁塗装を検討する際、重要なポイントのひとつが「塗料選び」です。現在では多種多様な塗料が出回っており、どれを選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。実際、塗料によって耐久性や費用に大きな差が生まれるため、適切な選択をしないと後悔につながりかねません。

この記事では、2024年時点でおすすめの外壁用塗料について、その特徴や選び方とともにご紹介します。塗料の種類に関する基本的な知識も解説していきますので、これから外壁塗装を考えている方はぜひ参考にしてください。


外壁塗装に使われる主な塗料とそのグレード

外壁塗装に使われる塗料は、「含まれている樹脂の種類」によってグレードが分かれます。一般的に、グレードが高くなるほど耐久年数も長くなり、費用も高くなる傾向があります。

現在、主に使用されている塗料のグレードは、以下の5種類です。

  1. ウレタン塗料
  2. シリコン塗料
  3. ラジカル制御型塗料
  4. フッ素塗料
  5. 無機塗料

この他にも特殊な塗料は存在しますが、多くの塗装業者が取り扱うのはこの5種類です。業者によっては、ウレタンや無機塗料を取り扱っていない場合もありますが、全国的にはこれらの塗料が標準的な選択肢となっています。

今回はこの5種類の中から、おすすめ度の高い塗料をランキング形式でご紹介していきます。


第5位:ウレタン塗料

第5位:ウレタン塗料

ウレタン塗料の大きな特徴は、その「価格の安さ」にあります。現在使用されている塗料の中では最も費用を抑えられる塗料です。塗料缶1つあたりの価格は、おおよそ5,000円〜12,000円程度。一つ上のグレードであるシリコン塗料になると15,000円〜40,000円程度になるため、その差は明確です。

しかしながら、価格が安いということは、裏を返せば耐久性が低いということでもあります。ウレタン塗料の耐用年数はおおよそ6~8年程度。決して長持ちする塗料とは言えません。

実際、ウレタン塗料は一昔前には多く使用されていましたが、近年ではより性能の高い塗料が登場しており、使用される機会は減少しています。


なぜウレタン塗料はおすすめできないのか?

最大の理由は、長期的に見てコストパフォーマンスが悪い点にあります。確かに初期費用は安く抑えられますが、耐久性が低いために再塗装の頻度が高くなってしまいます。

外壁塗装にかかる費用は、塗料代だけではありません。人件費や足場の設置費用なども含まれます。特に足場代は15〜25万円ほどかかることが多く、一度足場を設置するだけでも大きな負担となります。

たとえば、同じ住宅をウレタンとシリコンで塗装した場合を考えてみましょう。

  • ウレタン塗料の塗装費用(足場代除く):100万円
  • シリコン塗料の塗装費用(足場代除く):115万円
  • 足場代(共通):20万円

ウレタンの耐用年数が6年、シリコンが10年と仮定すると、20年間でウレタンは3回、シリコンは2回の塗装が必要になります。

【ウレタンの場合】
塗装費用:100万円 × 2回 = 200万円
足場費用:20万円 × 2回 = 40万円
合計:240万円

【シリコンの場合】
塗装費用:115万円
足場費用:20万円
合計:135万円

このように、初期費用は安くても、長期的に見るとウレタンの方が費用がかさんでしまうことになります。


ウレタン塗料が適しているケース

それでもウレタン塗料が適しているケースはあります。たとえば、

  • できるだけ初期費用を抑えたい場合
  • 数年後に建て替えや売却を予定している場合
  • 一時的な補修として使用したい場合

このようなケースであれば、ウレタン塗料を選択するのも一つの方法です。ただし、「長く持たせたい」「今後のメンテナンス回数を減らしたい」という方には、やはり上位グレードの塗料をおすすめします。


第4位:無機塗料

第4位:無機塗料

無機塗料は、現在市販されている外壁塗装用塗料のなかで、最もグレードが高いとされる塗料です。期待耐用年数はおよそ20年とされており、非常に高い耐久性を誇ります。

この耐久性の秘密は、塗料に使用されている「樹脂の成分」にあります。一般的な塗料には石油由来の有機物が使われており、原油や天然ガス、木材、繊維など、炭素を含む素材がベースとなっています。一方、無機塗料はその名のとおり、ガラスや鉱石、セラミックなど、炭素を含まない無機物を主成分とした樹脂が使用されているのです。

たとえば、日常生活の中でも、ガラスや鉱石が日光や風雨にさらされても、急激に劣化したり色褪せたりするイメージはあまりないのではないでしょうか。逆に、木材や繊維は時間とともに腐食したり、色褪せたりすることがあります。こうした性質の違いに着目して開発されたのが、無機塗料というわけです。

無機成分を含んだ塗料は、有機塗料に比べて明らかに耐久性に優れています。これにより、長期間にわたって塗り替えの頻度を抑えられるメリットがあります。加えて、無機物は紫外線による劣化を受けにくいため、外壁の美観を長く保つことも期待できます。

ただし、いくつか注意点もあります。まず、無機塗料といっても、100%無機成分というわけではなく、有機成分と組み合わせたハイブリッド構造となっているのが一般的です。つまり、「半永久的に持つ」といった誤解は避ける必要があります。

また、無機塗料は膜が硬くなりやすいため、下地との相性によってはひび割れを起こしやすい傾向があります。密着力にも課題があり、下地にしっかりと接着しないケースも報告されています。これらの点は、施工の難易度にも影響します。

さらに、無機塗料の最大のデメリットとして「費用の高さ」が挙げられます。グレードが最も高いということは、それだけ価格も高額になるということです。塗料本体の価格はもちろん、施工に際して高い技術が求められることから、全体の工事費用がかさむ傾向があります。

これらの理由から、無機塗料は「誰にでもおすすめできる塗料」とは言えません。しかし、「価格がかかっても良いから、とにかく耐久性を最重視したい」といった方にとっては、有力な選択肢となるでしょう。頻繁なメンテナンスを避けたい方や、今後の塗り替えをなるべく減らしたい方にとっては、無機塗料のもたらす恩恵は非常に大きいと言えます。


第3位:シリコン塗料

第3位:シリコン塗料

シリコン塗料の最大の特徴は、価格と性能のバランスが非常に良いことです。コストパフォーマンスに優れ、耐久性や仕上がりの面でも安定した品質を持つため、現在でも多くの現場で使用されている主流の塗料のひとつです。

以前は「迷ったらシリコン」と言われるほどの人気を誇り、外壁塗装の定番として選ばれてきました。実際、極端な欠点が少なく、耐久年数や価格の面でも多くの方にとって選びやすい塗料です。

しかしながら、ここ数年でさらに高性能な塗料が登場し始めており、シリコンは徐々に主役の座を譲りつつあります。たとえば、より長寿命で高機能なラジカル塗料や無機塗料、フッ素塗料といった次世代型の塗料が台頭し、選択肢が広がったことで、シリコンの存在感はやや薄れつつあるのが現状です。

とはいえ、依然として高い人気を誇ることに変わりはなく、耐久性と費用のバランスを求める方にとっては、シリコン塗料は今でも有力な選択肢と言えるでしょう。耐用年数はおよそ10年程度で、予算やメンテナンスの頻度を考慮した場合、非常に合理的な選択肢となることも多いです。

「価格も抑えたいけれど、ある程度の耐久性も欲しい」という方には、シリコン塗料は引き続きおすすめできる塗料です。


第2位:フッ素塗料

第2位:フッ素塗料

フッ素塗料は、無機塗料に次ぐ高グレードの塗料であり、その最大の特徴は「耐久性の高さ」にあります。期待耐用年数はおおよそ15〜20年とされており、長期間にわたりメンテナンスの手間を軽減したい方にとって、有力な選択肢です。

フッ素塗料の耐久性は、主成分となるフッ素樹脂が関係しています。フッ素と炭素の結合が非常に強固なため、紫外線による樹脂の分解が起こりにくく、長く美観を保つことが可能です。

また、熱に強く、太陽光による温度変化や熱による劣化にも耐性があります。これは、直射日光が当たりやすい壁面にとって大きなメリットです。

加えて、「親水性の高さ」も特筆すべきポイントです。塗膜の表面が水に濡れやすい性質を持っており、雨が降ると表面のホコリや汚れが自然に洗い流される効果が期待できます。これにより、外壁が長期間きれいな状態を保ちやすくなります。このような機能は「低汚染性」とも呼ばれ、特に淡い色で塗装する場合に美観を維持するうえで効果的です。

さらに、防カビ性や防藻性にも優れており、湿気の多い環境でもカビや藻の発生を抑える効果が期待できます。雨風にさらされる外壁にとって、これらの性能は非常にありがたい特長です。

価格帯としては、シリコン塗料よりも高く、無機塗料よりはやや抑えられているといった中間のポジションです。決して安価とは言えませんが、長い耐用年数や高い性能を考えると、コストに見合った価値がある塗料だと言えるでしょう。

「できるだけ長く持たせたい」「美観を保ちたい」「メンテナンスの手間を減らしたい」という方にとって、フッ素塗料は非常に魅力的な選択肢です。


第1位:ラジカル塗料

第1位:ラジカル塗料

ラジカル塗料の最大の特徴は、「ちょうどよさ」と「高いコストパフォーマンス」です。

グレード的には、シリコン塗料のひとつ上の位置づけになります。費用の面で見ると、シリコン塗料の相場が1㎡あたり約2,000円前後、ラジカル塗料はおおよそ2,000〜2,500円前後と、大きな差はありません。

しかし、期待される耐用年数はシリコンが約10年に対して、ラジカル塗料は10〜15年ほど。価格はほぼ同じにもかかわらず、耐久性には明確な差があるのです。この点が、ラジカル塗料が選ばれる大きな理由のひとつです。

さらに注目すべきは、「チョーキングが起こりにくい」という点。外壁を手で触ったときに白い粉がつく現象をチョーキングと呼びますが、これは塗料が劣化しているサインのひとつです。その原因のひとつが「ラジカル」と呼ばれる劣化因子。

ラジカル塗料は、塗料内に含まれる酸化チタンが紫外線を受けた際に発生するラジカルを抑制する技術が施されています。ラジカルを制御する酸化チタンや、光安定剤を配合することで、劣化の進行を防ぐことができるようになったのです。

専門的な用語が多く出てきましたが、要するに「劣化しにくくて、価格も手頃」という、非常にバランスの取れた塗料です。これほど高性能な塗料が、シリコン塗料と大きく変わらない価格帯で手に入るため、今最もおすすめできる塗料として第1位にランクインしました。


まとめ:2024年版 おすすめ塗料ランキング

以上が、2024年版のおすすめ外壁塗料ランキングでした。

ただし、このランキングは「できるだけ多くの人におすすめできるか」を基準に構成しています。つまり、コスト・性能・汎用性などを総合的に見たうえでの順位です。

最適な塗料は、住まいの環境や立地、外壁の材質、そしてご自身のこだわりによって変わってきます。「絶対にこれが正解!」というわけではありません。

だからこそ、この記事を参考にしつつも、自分の家に合った塗料を見極めることが大切です。業者としっかり相談しながら、最も適した塗料を選んでいきましょう。